■池上本門寺8(2011年・池上本門寺お会式紀行1)

 

池上本門寺といえば、毎年10月の日蓮祥月命日忌に行われる「お会式」(おえしき)があまりにも有名。私も今まで、池上本門寺のお会式には何度も行っているのですが、最も直近に行ったのは、2011年のお会式。そこで、池上本門寺のお会式に行ったときのことを書きたいと思います。

池上本門寺のお会式は、東京で行われる祭礼では、まさに最大級のものではないだろうか。

インターネットで調べてみると、池上本門寺のお会式の参詣者数は約30万人ということです。この30万人という数字は、どうやってカウントしたのかはわかりませんが。

毎年、池上本門寺では1011日から13日までの三日間、御会式が行われるが、この3日の参詣が約30万人とのこと。1日平均すれば約10万人ということになるが、ご存じの通り、池上本門寺御会式のメインは1012日の万灯練り供養である。万灯練り供養は1012日の夕方から深夜にかけて行われる盛大な行事だが、この時に集中して池上本門寺に参詣がある。

おそらく1012日の夕方から深夜にかけて、30万人の参詣のうちの三分の二以上が集中しているのではないかと思えるくらい。

とにかく大変な数の参詣がある。ちなみに池上本門寺御会式は、神田祭り、山王祭り、浅草三社祭り、阿佐ヶ谷七夕祭り、高円寺阿波踊り、浅草サンカーニバル、原宿表参道スーパーよさこい、と並ぶ、東京23区で行われる巨大祭りに数えられている。

もっとも阿佐ヶ谷、高円寺、浅草サンカーニバル、原宿表参道の祭りは近現代になってからはじまっったものだから、池上本門寺御会式のほうがはるかに古い。

それと、池上本門寺御会式の30万人の参詣というのは、池上本門寺が参詣目標を掲げて組織的動員を行っているわけでもなく、お会式という行事が地域社会に完全に定着していることによる、自発的な参詣であることは論を待ちません。お会式の行事だけで30万人もの人が池上本門寺に参詣するわけだから、池上駅から池上本門寺周辺は、歩行者天国等の交通規制が敷かれ、本門寺通り等には、テキ屋の賑々しい出店が建ち並ぶ。

しかも池上徳持会館から池上本門寺まで練り歩く「万灯練り供養」は、参詣の人でぎっしり埋まった池上通り、本門寺参道を深夜遅くまで行われる。こういう巨大行事が代々受け継がれて、毎年恒例の行事として行われているわけである。

池上本門寺の周囲はぎっしり住宅やマンションが建ち並ぶ住宅街・商店街になっているのですが、深夜までこういう巨大行事が行われても、誰も文句を言わない。この地域では、この巨大行事が、毎年恒例の行事として、定着しているわけである。そういう意味では、地域文化として深く根付いていると言うべきでしょう。

御会式56総門一方通行
 

30万人の参詣というと、日蓮正宗が2002年の日蓮立宗750年の時に行った、無理な30万人総登山を思い出します。

これは、大石寺法主が先頭になって強引・無理な折伏目標・登山目標を掲げ、組織的な動員をかけて大石寺登山を行ったわけですが、いよいよ達成不可能になってきたと見るや、再び組織的大動員をかけて、一人の信者を、二回、三回、四回と登山せしめて、30万人の目標を強引な手法で達成せしめたことは、あまりにも有名である。

それで、このことを批判されると、法華講員たちは、聞き苦しい言い訳をツベコベと並べるが、彼らは、一度、毎年恒例の行事として、地域文化として根を下ろし、定着している池上本門寺のお会式等々を見た方がいいだろう。