■福井・永平寺6(日蓮正宗・富士門流の板本尊は曹洞宗・寺位牌・板位牌のパクリ)

 

永平寺には、もうひとつの見所がある。それは寺位牌、板位牌等の「位牌」である。

位牌は、もともと禅宗が中国から日本に伝承せしめたものというのが定説。曹洞宗はもともと曹洞宗(そうとうしゅう)は、中国の禅宗五家(曹洞、臨済、潙仰、雲門、法眼)の一派で、道元禅師が中国から日本に伝えた宗派である。日本においては禅宗(曹洞宗・日本達磨宗・臨済宗・黄檗宗・普化宗)の1つである。だから道元禅師は、日本曹洞宗の宗祖とは言えるが、曹洞宗そのものの宗祖ではない。

さてその永平寺の寺位牌、板位牌等の「位牌」なのだが、日蓮正宗や富士門流の板曼荼羅本尊に実によく似ているのである。位牌というと、個人宅の仏壇に祀られている小型の位牌を連想してしまいがちだが、永平寺にある「位牌」は、そんな小型位牌ではない。もっと大型の寺位牌である。

まず永平寺の法堂に巨大な寺位牌が祀られている。永平寺の見解によれば、法堂が仏教寺院の本堂に該当する堂宇ということだが、その法堂の本尊と向かい合う形で、大きな祭壇が設けられて寺位牌が祀られている。この寺位牌の前に、一般家庭の仏壇でも見かける小型の位牌が祀られている。

永平寺42法堂板位牌 





















この永平寺の寺位牌が、日蓮正宗や富士門流寺院で見かける板曼荼羅本尊に実によく似ている。もちろん永平寺にあるのは寺位牌だから、日蓮の曼荼羅は図顕されていないが、寺位牌の形そのものが、富士門流の板本尊に似ているのである。

48世日量・天保11年4月8日板本尊 

さらに永平寺には位牌堂があり、ここにも寺位牌が祀られている他、おびただしい数の板位牌が収蔵されている。永平寺の位牌堂は「祠堂殿」とよばれている。祠堂殿とは全国各地の末寺寺院による壇信徒の入牌、納骨をする堂宇。特別志納の人による全国各地の位牌が祀られ、追善供養の法要も営まれる。

祠堂殿の中には、二体の寺位牌が祀られていて、これは法堂の寺位牌とほぼ同じ。巨大な寺位牌の形は、日蓮正宗、富士門流寺院の板本尊によく似ている。

永平寺63位牌堂寺位牌


永平寺64位牌堂板位牌

永平寺66位牌堂板位牌 









































それと祠堂殿(位牌堂)の中には、所狭しと板位牌が収蔵されている。

寺位牌も板位牌も、黒漆塗りの金文字。板位牌のほうは寺位牌に比べて、やや小さいが、それでも形は、日蓮正宗や富士門流寺院にある板曼荼羅本尊にそっくりである。

永平寺の板位牌には、もちろん曼荼羅は書いていないが、板位牌の表面に曼荼羅を書けば、そっくりそのまま日蓮正宗や富士門流寺院にある板曼荼羅本尊に早変わりしてしまうくらい。

永平寺の板位牌は、祠堂殿(位牌堂)のみならず、道元禅師の霊骨を祀る承陽殿にもある。

 

 

元々、位牌というものが、禅宗が中国から日本に伝来せしめたものである故か、禅宗寺院の位牌堂に入ると、板位牌や寺位牌が多数収蔵されているのを見かける。あまりにも形が日蓮正宗や富士門流寺院にある板曼荼羅本尊に似ていることから、日蓮正宗系・富士門流系の板曼荼羅本尊は、禅宗の寺位牌、板位牌のパクリであろうと考えられる。

何らかの形で日蓮宗系、富士門流系の僧侶が禅宗の板位牌、寺位牌を知り、表面に曼荼羅を書いた板曼荼羅本尊を造立したものと考えられる。