■靖国神社4(8月15日・終戦の日の参拝3)
□警視庁の装甲車が周囲を固める物々しい雰囲気の中での終戦の日・靖国神社の参拝
今年、2014年も8月15日の終戦の日に靖国神社に参拝してきました。今年も快晴の炎天下での参拝。自分でも熱射病、熱中症にならないかと心配になるくらい。幸いなことに熱射病、熱中症にならずに済みました。靖国神社には午後13時ころ到着。
(2014年8月15日の靖国神社)
(靖国神社周辺の物々しい警察の装甲車)
今年は靖国神社の周辺から九段下交差点付近まで、警視庁の装甲車、バリケード、機動隊が取りかこむという物々しい雰囲気。靖国神社第二鳥居前の道路は警察官のバリケードで封鎖されていました。
(警察官のバリケードで封鎖される第二鳥居前の道路)
九段下交差点脇では、在日特権を許さない市民の会(在特会)が集会を開いており、指導者がマイク、スピーカーを持って演説している。
(在日特権を許さない市民の会(在特会)の集会)
その在特会の集会を機動隊員が取り囲んで封鎖している。在特会の集会が警察の許可条件に違反して行われているので、許可条件を守らせるという主旨のようです。
(在特会の集会を取り囲み封鎖する機動隊員)
さて今年の終戦の日の靖国神社参拝も、参道は参拝者の行列・渋滞が起きている。
(靖国神社本殿参道の参拝者の行列)
参拝のあとは、今年も遊就館を見学。遊就館の常設展は何度も見学しているのですが、今年の常設展もほぼ満員。今年は企画展も行われていました。
(遊就館)
(遊就館内部)
(企画展)
□この人たちは真の愛国者なのか、それとも単なる軍人フェチ、軍服フェチなのか
さて今年も靖国神社境内で、旧日本軍の軍服を身にまとい、日章旗を手にする人たちを何人も見かけました。この人たちは真の愛国者なのか、それとも単なる軍人フェチ、軍服フェチなのか。どっちなんだろうか。
(真の愛国者なのか、単なる軍人フェチ、軍服フェチなのか、わからない人たち)
中でも若い女性が、軍服フェチらしき老人から戦争の話しを聞いていたのが印象的。しかしちょっと待って下さい。第二次世界大戦、日中戦争に旧日本軍の軍人として従軍した人は、1945年(昭和20年)の時点で18才以上。その人たちは、2014年現在、87才を超えています。私の父親は今年80才ですが、1945年(昭和20年)の時点でまだ小学生。第二次世界大戦、日中戦争には従軍していません。戦時中、小学生や中学生だった人は、米軍の爆撃や地方疎開の話しはされますが、軍人として従軍した話しはできないはず。従軍経験がないのに、旧日本軍の軍服を身にまとって「従軍」の話しをしたら、何も知らない人は、従軍経験がある人だと思ってしまうかもしれませんねえ。真の愛国者なのか、単なる軍人フェチ、軍服フェチなのか、わからない人たちの写真撮影、ブログ掲載は承認済みです。
今年は、中国、韓国から靖国神社に抗議に来た人は見かけませんでした。
コメント
コメント一覧 (1)
何気にブログを見ていましたら、終戦(敗戦)記念日?に靖国神社を参拝された記事があったので、拝読させていただきました。
似非右翼も、ここぞとばかりにこの日(8月15日)は出張って来るものなのですね(笑)掲載記事内にあった写真に「在特会」が映っていて驚きました。
先の大戦によって犠牲となった、戦没者の方達を思うという気持ちは大切だし、この先も同様の事を繰り返さない為にも忘れてはならない事だと思います。
ただ、ベールに包まれたかのようになっている左右でも論争の絶えない「国家神道」ですが、この靖国神社を見ると、この時代(明治~終戦時)の特異性というのも感じると思います。
古くより、亡くなった人を神格化して神社にお祀りする習慣などが全くなかった訳ではなく、この靖国神社のような「国の為に戦争で亡くなった人を神格化して祀る」という習慣は元からは無かったものだと思います。
明治維新以降からしか見ない左右は、ここがわからないようでもあり、靖国神社が日本を代表するかのような神社という認識を海外にさせる原因ともなっているかのようにさえ思えます・・・
靖国神社が、あの時代の特異性を持つ神社であるという事を左右含め、一般の人達も理解出来るような情報というのも必要だと思うのですが、なかなかそういう情報というのもないという現状も問題で、左右のどちら側というものでもなく、客観性を持った歴史認識を持てる情報があるといいのにな・・・と思いました。