■石山本願寺跡(大阪城公園)3(大阪旅紀行1)

 

□東京からかなりの割安価格で旅行が出来るJTB「出張応援価」(ビジネスパック)の旅行プラン

 

大阪城公園に行くには、JR大阪環状線・大阪城公園駅が玄関口だが、大阪城天守閣に行くには、地下鉄のほうが便利である。私は大阪城公園も大阪城天守閣も、修学旅行をはじめ、個人旅行でも何度も来ている。2011年の東日本大震災前のころは、中国人、台湾人、韓国人の観光客が大勢来ていた。天守閣の中は写真撮影禁止なのだが、それでも、おかまいなしに、あっちこっちでパチパチとデジカメで写真撮影している中国人旅行者。それを訝しげに見ている日本人旅行者が、とても印象に残った。

私が大阪に行くときは、例によってJTB「出張応援価」(ビジネスパック)などの旅行プランを使う。これは、まともに往復の新幹線乗車券・指定席特急券とホテルの宿泊券を買うよりも、かなりの安上がりになる。12日の旅費・宿泊費で比較して見ると、ビジネスパックを使ったときは、おおむね1泊の宿泊代がタダになる計算になる。また1泊プラスして23日にしても、プラス1泊の宿泊代が割安価格になる。またプラス1000円ないし2000円でグリーン車に乗ることも出来る。まともにグリーン券を買うよりは、はるかに割安であり、私はビジネスパック旅行の帰路は、よくグリーン車に乗る。だからかなりお得な料金で旅が出来る。この他、JTBではポイントカードがあり、JTBを使うと、1年間有効なポイントが貯まる。そのポイントは、次回の旅行の時に割引きになる。ビジネスパックは、人気が高いため、23日前くらいになると、ビジネスパックに割り当てられたホテルの部屋やJR列車の座席が満席になっているというときがある。そういう場合は、ビジネスパック以外の旅行プランを使うが、ビジネスパックよりも割高になる。私は、東京~大阪を移動するときは、若い頃は自家用車に乗って、東名・名神高速道路をかっ飛ばして走っていたが、近年は全て東海道新幹線を利用している。JTB「出張応援価」(ビジネスパック)を使う場合、新幹線か航空機利用になり、自家用車使用のプランはない。東京~新大阪は、56分間隔で、新幹線列車が運転されており、「のぞみ」号もかなり多くの本数が運行されているため、私は東京~大阪の移動は、東海道新幹線が最も便利だと思う。

東京駅から東海道新幹線「のぞみ」号に乗ると、品川、新横浜でどんどん乗客が乗ってきて、普通車指定席はほぼ満席になる。かつては品川、新横浜を通過する列車が設定されていた時代もあったが、新幹線車両がどんどんスピードアップしていくにつれて、逆に品川、新横浜は全列車が停車している。東京始発の「のぞみ」号には、新大阪行き、広島行き(一部、岡山行き)、博多行きの3タイプがある。新大阪行き「のぞみ」号に乗ると、名古屋でドーッと乗客が下車。逆に乗る人はわずかである。京都でも乗客が下車して、車内はどんどん空席が増えていく。ところが広島行き、博多行きの「のぞみ」号に乗ると、名古屋でドーッと乗客が降車しても、逆にドーッと乗客が乗ってくる。だから名古屋を発車する時も、満席状態はほぼ変わらない。これは京都でも同じ。

 

 

□「のぞみ」号グリーン車を利用する国会議員、ビジネスマン、女将、弁護士、宗教教祖、暴力団

 

だから東京~大阪を移動するときは、同じ「のぞみ」号を利用するなら、新大阪行き「のぞみ」号に乗ったほうが、窮屈感が少ないので楽であるので、下りは新大阪行き、上りは新大阪始発の「のぞみ」号を利用している。もうひとつの新幹線の旅の楽しみは、グリーン車である。東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の全列車が16両編成で、そのうち中程の3両がグリーン車になっている。「のぞみ」も今はほとんどがN700系車両になった。N700系車両のグリーン車は、座席が広いことに加えて、全席にモバイルコンセントがある。普通車の座席には、窓際席のみに、モバイルコンセントがあるだけ。グリーン車の座席は広く、大きいため、とてもくつろげるし、リクライニングも大きく後ろに倒れる。おそらく航空機のビジネスクラスを模倣してつくったのではないかと思われる。旅の帰路は、かなり疲れていることが多いので、どうしてもグリーン車に乗ることが多い。

博多~東京の「のぞみ」号グリーン車も、新大阪~新横浜はほぼ満席になる。周囲を見渡してみると、高級スーツを着こなしたビジネスマンが多い。そして高級和服を着こなした中年女性。高級スーツの男性は、会社社長か役員クラスか、あるいは弁護士か、医師か。高級和服の女性は、高級料亭の女将か。有名人も「のぞみ」号グリーン車を利用していますね。国会議員、大物芸能タレント、宗教団体教祖、最高幹部クラスからプロ野球、プロサッカーチームの遠征の移動もグリーン車である。時には総理大臣が「のぞみ」号グリーン車を利用することもある。池田大作が「のぞみ」号グリーン車に乗って関西地方に行ったことがマスコミに報道されたことがあった。あるいは某指定暴力団組長が、東京から大阪へ移動する時、「のぞみ」号グリーン車1両分を全席借り切ったことが、マスコミで報道されたこともあった。私も「のぞみ」号グリーン車内で、自民党某大物国会議員、民主党某大物国会議員、自民党某大物落選議員に、偶然遭遇したことがあった。総理大臣や大物大臣、大物国会議員は、しょっちゅう東奔西走しているので、グリーン車内で偶然遭遇する機会が出てくる。高級スーツを着こなしたビジネスマンは、グリーン車の座席のひときわ大きな前席背面テーブルの上で、ノートパソコンを広げて、何やらパチパチとキーボードをたたいている。

あるいは分厚い書類やノートを広げて、何やら書いている人もいる。N700系車両のグリーン車の全座席には、読書灯がついているので、もちろん読書灯を点灯させている。

さて書類やパソコン作業が一段落すると、高級スーツを着こなしたビジネスマンは、車内販売から駅弁とお茶を買って、弁当を食べ始める。中には、ビジネスで「のぞみ」号グリーン車に乗っているはずなのに、弁当を食べながら何とビールを呑んでいる高級スーツを着こなしたビジネスマン風の男もいた。やりますねー。仕事中なのにビールですか。東京~新大阪は、「のぞみ」号でも約2時間半もかかるので、やはりビールに手が出てしまうのだろうか。「のぞみ」号グリーン車内で偶然遭遇した自民党某大物国会議員、民主党某大物国会議員は、テーブルの上に、ビールや酒を並べていた。余裕でくつろいでいたのか、それともストレス解消のためか??

N700のぞみグリーン席3
















N700のぞみグリーン席2
















N700のぞみ5















 

(N700系車両のグリーン車)