■高野山金剛峯寺1(20145月の高野山旅紀行1)

 

20145月に高野山真言宗総本山・高野山金剛峯寺に行って参拝した時の旅紀行

 

この項では、201459日、東京を出発して高野山真言宗総本山・高野山金剛峯寺に行ったときのことを書きます。高野山には、これより以前に何度か行っているのですが、いかんせんブログにアップできる写真がない。というわけで、ブログにアップする写真を撮るため、久しぶりに弘法大師廟参拝のため、高野山に行ってきました。東京から日帰りで行けないこともないのですが、いかんせん大阪から高野山に行く移動手段は、南海電車になる。南海電車・難波駅から特急こうや号で行っても、ケーブル高野山駅に着くまで約1時間半はかかる。東京から早朝6時発の東海道新幹線「のぞみ」号で行ったとして、新大阪到着が8時半。難波駅9時発の特急「こうや」号に乗ったとして、高野山駅到着は11時半になる。東京からストレートに行けたとしても6時間弱はかかる。

それで23時に東京駅に到着できる新幹線に乗るには、どんなに遅くとも高野山を17時に出発しなければならない。これは旅の行程としては、いささか、きつすぎる。又、あの広大な高野山の境内を散策・見学・参拝するには、時間が短すぎる。というわけで、高野山参拝の前日に東京を出発。東海道新幹線で新大阪に到着。大阪市内のホテルに宿泊。翌朝、大阪から電車に乗って高野山に行くことにした。

私は、東京を拠点にして全国各地の寺院を巡る旅をしてきているが、電車・バス・航空機を使い、ホテルに宿泊する旅の場合、JTBのビジネスパック(出張応援価)を使うことが多い。この通称・ビジネスパックを使うと、旅費・宿泊費をかなり安く抑えることができる。今回の高野山行きも、もちろんビジネスパックである。今回は往復新幹線とホテル宿泊費で27500円。さらに1泊追加したので、追加宿泊費が6500円。かなりお得な金額である。今回は普通車指定席に乗ったが、グリーン車に乗る場合も、2500円の追加料金でグリーン車に乗れる。JRみどりの窓口で、乗車券・特急券を買い、ホテルを予約するよりも、大幅に安くなる。往復の交通手段として航空機を使うこともできるが、こちらも費用が大幅に安くなる。ただし航空機を使う場合、出発の7日前までにビジネスパックの予約をしなければならない。新幹線を使う場合は、出発の当日でもOKだが、ビジネスパック用の座席、ホテルの部屋が空いていることが条件。またホテルによっては、1200円とか1500円くらいする朝食券を、事前予約で1000円で買うことができるオマケ付きのところもある。

今回は東京発1633分の「ひかり」号に乗車。新大阪到着が1928分。所要時間は2時間55分である。私が子どもの頃は、東京発、名古屋と京都しか停車しない最高時速210キロの「ひかり」号で、新大阪までが3時間10分だった。ところが今は、最高速度が270キロになり、この他に品川、新横浜、豊橋、岐阜羽島、米原に停車し、岐阜羽島と米原で「のぞみ」の通過待ちをして、東京~新大阪が2時間55分。「のぞみ」号だったら、品川、新横浜、名古屋、京都に停車して2時間30分。かつての最速の「ひかり」号より停車駅が多くなったのに、所要時間が40分も短縮している。時代がかわったものである。

 

 

□四十数年ぶりの昔懐かしい阪急百貨店・阪急電車・阪急十三駅・阪急十三駅前商店街・繁華街

 

東海道新幹線利用のビジネスパックの場合、「ひかり」号利用が基本になる。「のぞみ」号を利用する場合は、時間帯によっては、割増料金になる場合がある。

新大阪で「ひかり」号を下車し、JR線に乗り換えて大阪駅へ。いつも新幹線で大阪に来ると、新大阪駅から大阪駅へ行く、たった1駅の乗り換えが実に不便に感じる。まあそれでも、横浜駅から遠く離れている新横浜駅、三宮駅から遠く離れている新神戸駅の不便さに比べたら、こちらのほうがましかもしれないが。JR大阪駅は、リニューアルオープンして、ずいぶん駅舎が新しくなった。

今回は、阪急電車に乗り換えるので、昔からある地平通路の改札口を出て、大阪駅御堂筋口へ。そして大阪駅前の歩道橋を渡って、阪急百貨店隣接の阪急梅田駅へ。阪急電車の急行に乗って十三駅で下車。ここの十三は「じゅうそう」と読む。私は子どもの頃、家族旅行で両親に連れられて、兵庫県宝塚市の宝塚歌劇を観に行ったことがあるのだが、その時に阪急電車に乗っていった記憶がある。あれは今から40年以上前のことだと思いますが、あの当時から阪急電車独特のデザインが変わっていないように思う。焦げ茶色の電車塗色、独特の電車の窓、独特のベンチシート、Hankyuの文字、広い軌道敷…。細かい所はいろいろと改良されているとは思いますが、基本的な阪急電車のスタイルは、変わっていないような気がする。大阪駅前の阪急百貨店も、近年、リニューアルオープンしたらしいのだが、ここも基本的なスタイルは昔と変わっていないような気がする。

十三駅前で宿泊したのは、ホテルプラザオーサカ。今回、ビジネスパックで大阪駅前、新大阪駅前のホテルを予約しようとしたのだが、どこも満室で予約できず、十三駅前のホテルになった。十三駅前は、駅周辺が繁華街になっていて、ちょっとした穴場。ただし、私の実家の近所にあるスナックの女性ホステスさんの話しでは、学生時代のころ、十三駅前のアパートで下宿していたが、とてもガラが悪い所で、1年くらいで他のアパートに転居したとのこと。私が子どもの頃、両親に連れられて宝塚歌劇を観に行った家族旅行のとき、阪急電車で十三駅で降り、十三駅前の古い旅館に宿泊した記憶がある。阪急電車の十三駅に来たのは、あの時の家族旅行以来のこと。十三駅構内も十三駅の駅舎も十三駅前の商店街・繁華街も、40年以上前と、そんなに変わっていないような気がする。ただし十三駅の駅舎の西口改札は、近隣火災の影響で閉鎖中。東口改札から出入りしたが、今は西口改札は再開されていると聞く。

新大阪駅56
















 

(JR新大阪駅)


大阪駅44
















 

(JR大阪駅)


阪急梅田2
















 

(阪急梅田駅)


阪急電車3
















 

(阪急電車)


十三2
















 

(阪急十三駅前)