■富士山久遠寺(小泉久遠寺)11(寺跡調査にご協力を)

 

小泉久遠寺の客殿に隣接して、太鼓堂という堂宇が建っています。これは小泉久遠寺63世貫首・日隆氏の建立ということで、この中には、宗門随一の太鼓が納められていると言うことです。

ここもカギがかかって、中を見ることはできませんでした。

 

小泉久遠寺は、黒門を表門として、かつて旧塔中坊があったところを、全て境内として推定したとしても、そんなに広いという印象はないですね。

小泉久遠寺境内には、「富士宮市・歩く博物館コース」と題する、富士宮市教育委員会が建てた案内板が建っていて、そこには次のように書いてあります。

 

「富士五山(富士山麓日蓮宗五大寺)の一つに数えられる大きな寺で、広い山内と参道正面の本堂跡の礎石、南に真っ直ぐに延びた広い参道に、かつての大寺の面影を留めている。

また現在は、参道に沿って大乗坊があるだけだが、盛時には十二ヶ坊、八門が参道沿いに並んでいた」

小泉久遠寺17富士宮市


 

十二ヶ坊というと、今の大石寺の表塔中とほぼ同じと言うことになるが、大石寺旧境内、北山本門寺旧境内、西山本門寺よりも、こちらのほうが狭いと思われます。

「そんなに大きな寺院だったのかな」と思ってしまうくらいです。

 

小泉久遠寺の寺跡調査・訪問記は、最初の回に書きましたが、まだまだ途上です。

この寺院の寺跡調査に関し、皆様方のご協力をいただけたら、幸いです。

よろしくお願い申し上げます。