■長野善光寺8(2015年・御開帳)

 

2003年の御開帳以来、12年ぶりに参詣した2015年春の長野善光寺前立本尊・御開帳

 

2015421日~23日の日程で、長野・善光寺2015年前立本尊御開帳に参詣した。今回も北陸新幹線・あさま号で長野へ。前回11日の初詣の時は、314日の金沢延伸開業以前であり、名称も「長野新幹線」だが、今回は「北陸新幹線」。かがやき号で行けば、東京から長野までは約1時間20分ぐらいで着いてしまうのだが、まあ特に急いで行く必要がなく、北陸新幹線になってから、長野は終着駅ではなく、途中駅になったため、車内で寝てしまって、長野駅を通過してしまうという事態も避けたい。というわけで、東京発・長野行きの「あさま」号に乗車。この列車、各駅停車なので、何と東京から長野まで1時間50分くらい、かかってしまった。長野駅に着いてみると、「御開帳」一色。長野市内や駅周辺には、「善光寺御開帳」のポスターが所々に貼られていたし、長野駅のコンコースには、「歓迎 善光寺御開帳」の横断幕が吊されていた。

長野1

















御開帳1

















 

(長野駅のコンコースに吊されていた「歓迎 善光寺御開帳」の横断幕)


御開帳10





















































(長野市内の所々に貼られていた「善光寺御開帳」のポスター)



さて前日まで関東甲信越地方は雨で、天気が心配だったが、当日、雨はあがり、長野市内も晴れていた。今回も私は一週間前に、JTBのビジネスパック(出張応援価)で、東京・長野の往復新幹線乗車券・特急券と2泊分のホテル宿泊券を予約。長野駅前のホテルで2泊する。このホテル、大浴場が9階にあり、長野駅から市内を見下ろせる展望風呂になっている。こういう風呂は、かつて九州旅行をしたときに、鹿児島のホテルで入った記憶がある。

翌朝、私は長野駅前からタクシーに乗って善光寺へ。善光寺御開帳に来るのは、2003年の御開帳以来、12年ぶりのこと。善光寺山門には「祝善光寺御開帳」の文字が見える。また、善光寺門前には「前立本尊御開帳」「前立本尊遷座式」を伝える木製の立て札が立てられている。


2015-2



















 

(善光寺山門に見える「祝善光寺御開帳」の文字)


御開帳5






















































(善光寺門前の「前立本尊御開帳」の木製立て札)


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(善光寺門前の「前立本尊遷座式」の木製立て札)




そして善光寺本堂前には、巨大な回向柱が建てられている。これは前立本尊御開帳の象徴のようなものです。参詣の人たちが、回向柱を手で触っている。私も回向柱を手で触ってきました。


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2015-7



















































 

(善光寺本堂前の巨大な回向柱)

 

 





 

□東京両国・回向院・善光寺出開帳仏と多少、姿形大きさが違っている善光寺・前立本尊

 

私も参拝券を買って内陣参拝し、前立本尊を拝観し参拝。まさに2003年の御開帳以来、12年ぶりのこと。感無量でした。前立本尊は、内々陣の絶対秘仏・善光寺如来の須弥壇と、本田善光像の間、ちょうど内々陣の中央付近に祀られていた。私が前立本尊に参拝した日は、平日だったが、善光寺本堂はものすごい数の参詣者が来ている。前立本尊参拝は、内陣に入って参拝するのだが、内陣も超満員状態。ものすごい長い行列で、なかなか前立本尊の前まで、たどり着けない。御開帳の参詣に来ている人は、中高年や高齢の人が多いように思ったが、若い人もかなりたくさん来ている。前立本尊に参拝しながら「12年前もこうだったかな」と感慨にふけっていたのだが、私は20135月の東京・両国の回向院での善光寺・出開帳にも参拝している。回向院の善光寺・出開帳の時に拝観した出開帳仏と、善光寺の前立本尊は、多少、姿形が違っているように思えたし、大きさもやや違うように見えた。前立本尊のほうが大きく見えた。

善光寺本堂内部は写真撮影厳禁の場所であるので、大勧進寺報「法味」201511日号に載っている善光寺・前立本尊の写真と、回向院・善光寺出開帳公式ハンドブックに載っている出開帳仏の写真をここに並べて掲載する。


善光寺・前立本尊




































 

(大勧進寺報「法味」201511日号に載っている善光寺・前立本尊の写真)


1号










































(大勧進寺報「法味」201511日号)


善光寺・出開帳仏1














































 

(回向院・善光寺出開帳公式ハンドブックに載っている出開帳仏の写真)


回向院出開帳公式ハンドブック1





















(回向院・善光寺出開帳公式ハンドブック)



こうして見比べて見ると、やはり姿形が少し違っているのがわかる。

今回は、はじめて善光寺山門の中に入り、山門の上に上って拝観。かなり急な階段を上り下りしたのだが、これも久しぶりのこと。山門の上からは、長野市内が見渡せる。


山門風景1

















(山門の上から見渡した長野市内の風景)



若い女性のグループが大勢来ていた。観光で来ているのか、それとも参拝で来ているのだろうか。