■中山法華経寺6(百日大荒行を成満)

 

□過去に自ら5回大荒行成満の中川法政宗務総長が行僧に日蓮宗修法師の辞令を伝達し激励

 

2018210日、千葉県市川市の日蓮宗大本山・中山法華経寺(新井日湛貫首)に開設されていた日蓮宗加行所で『百日大荒行』の修行を積んでいた僧侶(行僧)84人が成満を迎えた。

毎年11月1日から翌2月10日までの100日間、中山法華経寺の大荒行堂に100人を超える僧侶が集まり、厳しい規則に従い、厳寒の季節に白木綿単衣又は法衣のみの着用で荒行を行う。

毎年111日から翌210日までの100日間、中山法華経寺の大荒行堂に100人を超える僧侶が集まり、厳しい規則に従い、厳寒の季節に白木綿単衣又は法衣のみの着用で荒行をおこないます。荒行僧の一日は、早朝2時に起床。朝3時、一番の水から午後11時まで17回、寒水に身を清める「水行」と、「万巻の読経」「木剣相承」相伝書の「書写行」があり、朝夕2回、梅干し一個の白粥の食事の生活が続く。まさに過酷な「大荒行」である。

成満会では、自ら5回の大荒行成満の経験がある中川法政宗務総長が、行僧に「よくがんばった」と声を掛けながら、日蓮宗修法師の辞令を伝達。つづく挨拶では「この修行はまさに日像菩薩の法華経弘通の覚悟を体現するものであり、同じく成満の僧侶は、日蓮聖人の命を託されし先達」と激励した。

(2018220日付け「日蓮宗新聞」より引用)

日本の仏教界では、過酷な修行が各地で行われているが、中でも超過酷な修行として有名な修行が、この中山法華経寺・百日大荒行である。少子化や加行所の規定改正で、入行する行僧が減ってきており、今年は例年より少ない86人の行僧が、社会と修行場を隔てる門「瑞門」をくぐった。では、なぜここまで過酷な修行をしなければならないのか。

ある日蓮宗寺院住職曰く「衆生の苦を知らない僧は衆生を救うことが出来ない」…。

過酷な修行・難行苦行に身を投じて苦を知るのだというその言葉に、「なるほど」と納得してしまいました。たしかに僧侶の厳しい修行・難行苦行の苦と、一般衆生の苦は違うという意見もあるかもしれない。が、自ら苦を知ろうと厳しい修行・難行苦行に身を投じる僧を、衆生は心から崇拝し礼拝するのではないだろうか。百日大荒行という過酷な難行苦行に身を投じるということは大きな徳行だということだと思う。私も、これだけ過酷な百日大荒行を成満なされた行僧の方々には、心から頭が下がる思いであります。

そういえば、かつて中山法華経寺・百日大荒行について、あれこれと批判していた富士門流執着軍団・某人盃男は、今年はコメントしないのだろうか。

 

10成満















































 

(2018220日付け「日蓮宗新聞」)


大荒行成満会1









































大荒行成満会2




















































 

(機関紙「なかやま」が報じる成満会)