■長野善光寺15(2019年・初詣)

 

□入場制限のストップがかかるほど大勢の人が参拝に訪れていた正月の長野善光寺

 

201912日、一般社団法人仏教宗学研究会・石川本部での第5回臨時正会員総会・役員会のあと、一般社団法人仏教宗学研究会の行事として、長野善光寺「初詣会」が行われました。

石川本部から会有車に乗車して一路、北陸高速自動車道へ。上信越自動車道の上越高田インターにて高速道路を降りて一般道へ。JR上越妙高駅の東口駐車場に会有車を駐車。

JR上越妙高駅から北陸新幹線に乗るつもりでしたが、何と上り列車が発車した直後で、次の上り電車まで何と1時間も待たなくてはならない。隣接する旧JR線で第三セクター在来線・越後ときめき鉄道線を見てみると、あと数分で上り列車が発車することがわかり、急遽予定変更。

越後ときめき鉄道線の長野までの切符を買って、各駅停車の電車に乗車。途中、妙高高原駅で、同じく第三セクター在来線・しなの鉄道の電車に乗り換え。約1時間20分の、のんびり電車旅になりました。予想外に時間が押してしまったので、長野駅からタクシーに乗って善光寺へ。

時刻が午後になっていたこともあって、長野市内の車の渋滞は、幾分和らいだ様子。それでも仁王門参道入り口に着いたころは、参道はものすごい人、人、人。参道は、善光寺参拝の人でぎっしり。本堂にたどり着くまで、何度も入場制限のストップがかかり、やっと本堂の中へ。


善光寺1

















善光寺4

















善光寺7

















「この参拝に来ている人って、どれくらいの数になるんだろうか」…。入場制限のストップがかかっている間、スマホをいじくって検索。すると正月3ヶ日で50万人という数字が出てきました。

そうすると1日平均166600人ということになる。善光寺信仰が、一般庶民に根づいているということだろうか。

本堂に入ると「内陣」参拝券を購入。早速、内陣に入って、「絶対秘仏」一光三尊阿弥陀如来参拝、開祖・本田善光参拝、つづいて内陣脇で善光寺御朱印をいただき、内陣脇の釈迦如来仏舎利参拝。さらにつづいて本堂須弥壇下の「お戒壇めぐり」。私も何度も善光寺に参拝していて、その都度、「お戒壇めぐり」をさせていただいているので、あの真っ暗の「お戒壇めぐり」でも、「極楽のお錠前」にたどり着く要領を憶えてしまいました。

本堂の中は撮影禁止のため、本堂内の写真はありませんので、悪しからずご了承下さい。

本堂を出ると、次は大勧進へ。大勧進で、新年の護摩祈祷を願い出る。大勧進の護摩祈祷は、20164月の今の石川本部新築祈祷以来28ヶ月ぶり。大勧進では、正月は午前9時から1時間毎に護摩祈祷が行われているが、この日は最終15時の護摩祈祷にすべり込みセーフで間に合う。護摩祈祷の後、本尊・不動明王に参拝して、お札をいただく。

護摩祈祷の後、一路、帰途へ。帰りは善光寺からJR長野駅まで歩きました。何度も善光寺参拝に来ているので、帰り道も憶えましたね。

善光寺9 

 

 

 

 






□絶対秘仏参拝、本田善光参拝、仏舎利参拝、お戒壇めぐり、護摩祈祷とつづいた善光寺初詣

 

長野県地方は、真冬の正月三が日は、とても冷え込む。私も、かつて善光寺初詣に行ったときは、東京から新幹線に乗り、ホテルに宿泊。そしてホテルで朝食をとって、朝一で善光寺参拝に行っていました。ところがこの時間、長野市内は氷点下6度なんて当たり前。道路は、カチンカチンに凍結状態になっている。ここを車で走行するのは、かなり危険ですね。午前中の早い時刻に善光寺に参拝すれば、まだ入場制限のストップがかかるくらいまでは混んでいない。しかし路面凍結は危険です。というわけで、ここ数年、正月の善光寺参拝は控えていました。

しかし昨年5月、一般社団法人仏教宗学研究会が正式発足になり、一般社団法人になって、はじめての初詣会は、やはり善光寺しかない、ということになりました。そこで、午前の石川本部での正会員総会・役員会のあと、車で出発。上越妙高駅で電車に乗り換え、お昼ころに善光寺に着く計画を立てました。これだったら、いくらなんでも氷点下の路面凍結にはなっていないだろうし、途中から電車で行くわけだから、善光寺駐車場の空き待ち渋滞にはまることもない。

そういうわけで、善光寺「行き」のほうは、わりとうまくいきました。「帰り」は、北陸新幹線で長野から上越妙高まで移動しなければならないわけですが、この日の13時にJR金沢駅で発生した信号トラブルの影響で、電車が50分以上遅れ、JR上越妙高駅に着いたときはもうとっぷりと陽が暮れていました。

しかし私も、初詣で全国各地の神社仏閣に参拝に行きましたが、ここ善光寺の参拝が、一番中身がありますね。御開帳以外の時は、絶対秘仏・一光三尊阿弥陀如来の姿は拝観できませんが、仏舎利参拝、お戒壇めぐりがあり、大勧進の護摩祈祷も、火が燃えさかってかなりの迫力がある。数年前の初詣の時は、かなりの火柱が立つほど燃えさかり、火災報知器がけたたましく鳴ったことがありました。他にも善光寺境内には、拝観する所がたくさんありますし、参拝する行事も盛りだくさん。毎朝、早朝行われる「お朝事」もそのひとつである。

それと、善光寺に参拝に行く度に、老若男女の幅広い人たちが参拝に来ているのがわかる。参拝の人を見ると、中高年の人だけではなく、けっこう若い人が大勢来ているのがわかる。善光寺信仰が一般庶民に深く根ざしていて、これからも次の世代に、自然な姿で受け継がれていくような気がします。

善光寺12















 

(善光寺)