日蓮真筆曼荼羅・遺文・日蓮の灰骨・歯骨・霊跡・日蓮の木像で何が権威があるのか

A 日蓮真筆(直筆)の曼荼羅本尊・現在約150体前後確認・「戒壇の大本尊」等偽作やレプリカ紙・板本尊は含まれず。

B 日蓮真筆(直筆)の遺文・全国各地の日蓮を宗祖とする寺院に格蔵されている。

C 日蓮の灰骨・歯骨・身延山久遠寺(灰骨)・池上本門寺(灰骨・歯骨)・鎌倉本覚寺(灰骨)・京都妙伝寺(灰骨)・玉沢・妙法華寺(歯骨)

D 日蓮の霊跡・誕生寺・清澄寺・鏡忍寺・身延山久遠寺・池上本門寺等。

E 日蓮の木像・在世時代の彫像は未確認・科学的に確認できる最古の日蓮の彫像は池上本門寺の日蓮祖師像。日蓮が本尊とした釈迦仏像は仏師が彫刻して開眼すれば本尊になる。それそのものに権威があるとは言えない。富士門流では特に日蓮真筆曼荼羅本尊・日蓮彫像の権威が高い。富士門流では釈迦仏像を本尊と立てない、曼荼羅一本主義であることが大きい。これにより富士門流本山で真筆権威競争、覇権争いがあり「戒壇の大本尊」等々が偽作されたと言える。

4 大石寺・富士門流の曼荼羅の権威とはどうなっているのか。

A1 日蓮真筆(直筆)曼荼羅本尊

A2 日蓮真筆曼荼羅レプリカ本尊(紙幅本尊・板本尊)大石寺大講堂・妙蓮寺客殿・伊豆実成寺・西山本門寺他

B1 日興・日目直筆曼荼羅本尊

B2 日興・日目直筆曼荼羅レプリカ本尊(紙幅本尊・板本尊) 大石寺客殿他

C1 歴代法主・当代法主直筆曼荼羅本尊(常住本尊・紙幅本尊・板本尊)

日蓮正宗寺院の常住板本尊(本堂・客殿に祀る)・常住紙幅本尊(普段は祀らない・仮本堂などに祀っている) 僧侶・信者個人授与の常住本尊(紙幅本尊・板本尊) 板本尊のほうが紙幅本尊よりも権威ランクが上である。

D1 歴代法主・当代法主の曼荼羅の印刷(形木・特別形木・特装・特別特装)本尊 印刷曼荼羅本尊は直筆曼荼羅本尊よりも権威ランクが下

4 曼荼羅本尊の富士門流では独立した「在家教団」は実質的に不可能・曼荼羅本尊の印刷は可能だが「直筆」は不可能・権威のある人直筆の曼荼羅は技術的に不可能・仏像は誰が彫像してもいい・未だかつて在家教団指導者で曼荼羅書写した人はいない