■日蓮宗本山・仏現寺4(伊豆流罪図顕の曼荼羅2)

 

日蓮宗本山・伊東仏現寺の僧侶が、「仏現寺の本尊は、日蓮・伊豆流罪のときに図顕した大漫荼羅である」と言ったのに驚いた私は、その僧侶に重ねて質問しました。

 

「伊豆流罪の時に図顕なされた大漫荼羅ですか?。それは初耳ですね。日蓮聖人の大漫荼羅本尊の図顕は、佐渡流罪以降ですよ。立正安国会の日蓮大聖人御本尊集に載っている大漫荼羅は、全て佐渡流罪以降ですよ。それなのに、どうしてこちらのお寺に伊豆流罪の時に図顕した大漫荼羅が存在しているのですか」

仏現寺3

 

私の言葉に、僧侶はハッとした表情を浮かべましたが、こう言い張ってきました。

 

僧侶「いや、日蓮大聖人様は、伊豆流罪の時に大漫荼羅を顕しておられるのです。その大漫荼羅がここの御本尊なのです」

 

こんな感じで、あくまでも日蓮が伊豆流罪の時に大漫荼羅を図顕したと言い張る僧侶。それはおかしい、と言う私と、本堂の玄関先で、ちょっとした問答になりました。

 

「では、その大漫荼羅の図顕年月日はいつになっているのですか」

 

僧侶「年月日はわからない」

 

「年月日がわからないというのは、おかしいですね。あなたはこの仏現寺さんの御僧侶でいらっしゃるわけでしょう。御自分のお寺にお祀りしている大漫荼羅本尊が顕された年月日をご存じないというのは、どう考えてもおかしいですよ」

 

僧侶「そう言われても、わからない」

 

「ならば、せっかくこの仏現寺さんまで来たわけですから、その大漫荼羅御本尊を拝観させて下さい。このお寺の本堂に祀られているのですよね」

 

僧侶「そうです。あそこに奉掲しております」

 

と言って、僧侶が本堂の中を指さしたので、私も本堂の中を覗いてみました。

すると中央須弥壇に向かって右側の外陣が、応接間のようになっていて、そこに大漫荼羅が祀られているのが見えました。