金沢・妙立寺1(外敵を欺く複雑な建築構造と怪奇な仕掛け)

 

□外敵を欺く複雑な建築構造と怪奇な仕掛けが多数あることから「忍者寺」の名で有名な妙立寺

 

金沢・妙立寺とは、正式には正久山妙立寺といい、日蓮宗の寺院。旧本山は京都立本寺。日像門流の寺院。通称名は「忍者寺」という名前で有名。地元・金沢市でも妙立寺の正式名よりも「忍者寺」(にんじゃでら)の名前で有名である。「忍者寺」という名前は、忍者の寺という意味ではなく、複雑な建築構造と外敵を欺くさまざまな複雑怪奇な仕掛けが多数あることから「忍者寺」と呼ばれている。金沢市は、北海道、京都、奈良、飛鳥地方等と同じく、第二次世界大戦の爆撃・空襲被害が全くなかった地域であるため、江戸時代、明治・大正・昭和初期のころからの文化財が数多く遺っている町。長町武家屋敷、兼六園、成巽閣等はその代表格であるが、これらと並ぶ金沢市の文化財の代表格のひとつがこの妙立寺。金沢市には仏教寺院ばかりが密集する「寺町」という町名の地域があるが、その中に妙立寺がある。

ここに行く最寄り駅は(?)というと、北陸鉄道・野町駅ということになるが、金沢市のターミナル駅であるJR金沢駅からはかなり遠い。野町駅に行くには、JR西金沢駅で乗り換えなければならず、電車一本では行けない。妙立寺に行くのに、電車で行く人は皆無ではないだろうか。

金沢駅から行くのであればバスを利用するしかない。かつて金沢市内にも、大通りには路面電車が走っていた。金沢駅から武蔵が辻、香林坊、片町、兼六園、金沢城跡等には、路面電車で行けたのであったが、昭和40年代の高度成長時代に全て廃止になってしまった。なぜ廃止になったのかというと、車の通行量の増加で渋滞が発生し、車も路面電車も両方がお互いに、通行の妨げになってしまった為。それで路面電車が廃止に。ところが高度成長時代から金沢市内には大量の車が流入を続け、昭和4050年代は、著しい道路渋滞が発生。排気ガスによる公害も指摘されていた。国道8号線金沢バイパス、津幡バイパス、国道157号線鶴来バイパス、北陸高速自動車道、山側環状道路等の開通で、金沢市内に流入する車の量は減ったものの、依然として金沢市内中心部は、車の量は多い。なので金沢駅前から妙立寺までバスで行っても、かなり時間がかかる。しかも金沢市内には、今でも地下鉄がない。これだけ道路に車が溢れ、市内の移動に時間がかかるのに、道路渋滞関係なく、スピーディーに移動が可能な地下鉄が今でもないのも不思議に思う。というわけなので、妙立寺に行くにはバスを利用するか、車で行くしかない。ところが妙立寺は、寺院が密集する寺町の中にあるため、駐車場には数台しか車を駐車できない。門前には駐車スペースがあるが、ここは実車タクシーの待機場所になっていて、一般車は駐車禁止。ところが大勢の参拝人、観光客が訪れる妙立寺の駐車スペースは、これでは大幅不足である。そのため、何と極楽寺などの近隣の寺院が妙立寺に行く観光客のために駐車場を有料で貸している寺院がある。その他は西茶屋観光駐車場やコインパーキングなどの有料駐車場が近隣にいくつかある。私個人としては、西茶屋観光駐車場が便利なように思いました。

 

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