カテゴリ:「日蓮」研究 > 日蓮遺跡・霊跡
#611 日蓮を宗祖とする宗派の権威について・日蓮真筆曼荼羅・遺文・日蓮の灰骨・歯骨・霊跡・日蓮の木像・曼荼羅本尊の富士門流では独立した「在家教団」は実質的に不可能
日蓮真筆曼荼羅・遺文・日蓮の灰骨・歯骨・霊跡・日蓮の木像で何が権威があるのか A 日蓮真筆(直筆)の曼荼羅本尊・現在約150体前後確認・「戒壇の大本尊」等偽作やレプリカ紙・板本尊は含まれず。 B 日蓮真筆(直筆)の遺文・全国各地の日蓮を宗祖とする寺院に格蔵されてい ...
川越・中院(1)~天台宗八箇檀林のひとつで日蓮伝法灌頂の寺と伝承する中院
■川越・中院1(天台宗八箇檀林・日蓮伝法灌頂の寺) □日蓮伝法灌頂の寺院にあった天台宗談義所で日蓮宗僧が修学していた、ということか 恵心流中古天台宗口伝法門や天台宗談義所に日蓮宗僧が入檀していたか、という謎を追って、喜多院の次に、となりの中院を訪ね ...
小湊誕生寺(2)~誕生寺に隣接する鯛ノ浦・真鯛の群泳と日蓮は本当に関係があるのか
■小湊誕生寺2(真鯛の群泳と日蓮) 誕生寺は日蓮誕生の霊跡としてあまりにも有名で、日蓮宗七大本山のひとつになっている。 寺伝によれば、日蓮誕生の時、海辺には蓮華が咲き、鯛が群れ、館の庭に清泉がわき出たという。これが今の蓮華ヶ淵、妙の浦、誕生水井戸である ...
鎌倉・安国論寺(2)~鎌倉市教育委員会から「松葉ヶ谷御小庵の霊跡」と認定されている安国論寺
■鎌倉・安国論寺2(御小庵の霊跡と認定) 鎌倉・安国論寺は、日蓮・松葉ヶ谷草庵跡地として、有名な寺院で、まずここには、戦前、神奈川県が建てた「松葉谷日蓮上人遺跡」と書かれた石碑が建っている。 文中、紀元と書いてあるのは、西暦のことではなく、皇紀のこ ...
鎌倉・安国論寺(1)~日蓮の松葉ヶ谷法難・立正安国論の舞台になった安国論寺
■鎌倉・安国論寺1(立正安国論・松葉ヶ谷法難の霊跡) 安国論寺(あんこくろんじ)とは、神奈川県鎌倉市大町(名越)にある日蓮宗の寺院で、正式名称は妙法蓮華山安国論寺という、ちょっと長い名前である。 長勝寺と並び日蓮の鎌倉での布教の中心となった松葉ヶ谷草庵 ...
片瀬龍口寺(1)~日蓮・龍ノ口法難の時に本当に江ノ島方向から『光り物』は飛来したのか
■片瀬・龍口寺1(日蓮・龍ノ口法難・刑場跡) □日蓮・龍ノ口法難の時に本当に江ノ島方向から“光り物”は飛来したのか 龍口寺(りゅうこうじ)とは、神奈川県藤沢市片瀬の龍口刑場跡に建つ日蓮宗の本山(霊蹟寺院)で、正式名称は寂光山龍口寺。略字体を用いて「 ...
玉沢・妙法華寺(2)~妙法華寺蔵・註法華経と偽書・御義口伝は全く別個の文書である
■玉沢・妙法華寺2(註法華経と御義口伝は全く別) 「註法華経」が出たので、思い出しましたが、日蓮正宗は、1994年(平成6年)に出版した「平成新編・日蓮大聖人御書全集」の中で、従来から「御義口伝」(おんぎくでん)と呼ばれる文書に対して、 「就註法華経」なる名前 ...
身延山久遠寺(7)~身延山西谷の山林の中にあった日蓮草庵跡4
■身延山久遠寺7(西谷の日蓮草庵跡4) 日蓮の説法の折りには、百人を超える参詣者で賑わったという身延山の日蓮の草庵は、1277(建治3)年に一度、修理を加えているものの、常時四十人から百人近い日蓮の門弟たちが修行研鑽する道場としては、あまりにも手狭であっただろ ...
身延山久遠寺(6)~身延山西谷の山林の中にあった日蓮草庵跡3
■身延山久遠寺6(西谷の日蓮草庵跡3) 現在、身延山久遠寺の山中に残されている日蓮草庵跡は、かなり木々が生い茂った山中にある。富士川のたもとにあるJR身延駅から身延山久遠寺の三門まではかなりの距離があるが、その三門から日蓮草庵跡まで、ちょっと歩かなければ ...
身延山久遠寺(5)~身延山西谷の山林の中にあった日蓮草庵跡2
■身延山久遠寺5(西谷の日蓮草庵跡2) 身延山久遠寺において現地調査をしていくと、さまざまなことがわかってくる。 身延山久遠寺のはじまりは、日蓮が住んだ草庵だが、日蓮が身延山中に自ら結んだ草庵は、驚くほど質素な造りだったということを、日蓮自身が遺文 ...
身延山久遠寺(4)~身延山西谷の山林の中にあった日蓮草庵跡1
■身延山久遠寺4(西谷の日蓮草庵跡1) 身延山久遠寺の山門をくぐらず、麓の山道を歩いていくと、「西谷」と言われている山林の中に、鎌倉時代の昔、日蓮が住んだ草庵跡が残っている。 まさにここが、日蓮が起居していた草庵の跡であり、久遠寺発祥の地である。 日蓮 ...
伊東仏現寺(1)~日蓮・伊豆流罪の謫居跡と伝承する伊東・仏現寺
■日蓮宗本山・仏現寺1(伊豆流罪の謫居跡) 仏現寺という寺は、日蓮宗の霊跡本山であり、正式名は海光山仏現寺という。何が日蓮霊跡かというと、ここは日蓮・伊豆流罪のときの日蓮謫居(たっきょ)の地ということになっている。 謫居(たっきょ)とは、デジタル大辞泉によ ...